研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2021年4月2日金曜日

ランドアバウト交差点を賞賛する意見は多いが問題点は

 

俗に言うローターリーの交差点だが、(駅前ロータリーとは違う)日本では馴染みのない道路。交通のルールをしっかりと守って走行すれば、衝突事故はない(接触事故は起きる)、と言うことなのだが、果たしてそうなのだろうか。

 

日本では馴染みがなくても、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイスなどでは普通に存在する。田舎道(日本だと農道)の見通しの良い交差点ですら、ロータリーがある。ランドアバウトと言う発音ではなく、ランダバートという言い方をしている。

 

ノンストップでの走行を可能にしているが、そこには当然横断歩道もあるので、ランダバートへの出入りは徐行が重要。

 

それ以外にも注意というか気になるのは、慣れない交差点であるから、例えば右方向へ行こうとした場合、これまでの交差点では、方向指示器を右に出して、右にハンドルを切ればいいが、ランダバートでは、左に曲がって、3つ目の曲がり角を左に出て行く、と言う行動になる。

 

ここでのなれない間違いは、右に曲がること。ランダバートでは、日本の左側通行であると、左方向へハンドルを切ることで目的の道路に入る。それを勘違いすると、逆走状態となり、正面衝突が起きる。

 

さらに、そのロータリーの中央部にある植え込みなどが小さいと、速度を上げてきたクルマが、間違ってその植え込みに突っ込んだ、と言う事故も欧州では起きている。

 

そこで、このような交差点の走り方を経験していない方は、教習所が同様な交差点を作り、慣れておく必要があると考える。ランダバートでは年齢に関係なくて、その走り方を理解していなければ、事故を招く。事故が起きてから対策を考える、と言う日本のお役所的な対策では人命が危ない。