研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2017年12月26日火曜日

修理工具の間違った使い方ってあるの?


自動車、バイクいじりに欠くことのできない工具。時々、その工具をどのように扱わなければいけないのか、というようなことを特集した記事が載っている雑誌を見る。

そこには、強く締め付けられたボルト・ナット類を扱う場合、力が足らなく、それを補うためにパイプを継ぎ足したり、別のレンチをあてがったり、レンチをハンマーで叩いたり、レンチに体重をかけてはいけない。という表記が有る。

それはなぜかというと、レンチが傷んだり破損するからであると書かれている。

なるほどその判断はすごい。

工具を大切にすることは非常に重要。

でも、私の考え方は違う。工具はサバイバルツールである。つまり、自分が置かれた状況から速やかに脱出するために、ありとあらゆる悪い条件を打ち負かしても、サバイバルに勝つこと。そのためには、工具をハンマーで叩こうが、パイプを継ぎ足そうが、その上に体重をかけようが、目的を達成できればそれでいいのだ、という判断。

このような話をして、知識のある方と論争になったときの切り札として「では、君の場合、レンチに無理な力を加えて、レンチが傷むようなことをしない作業が重要で、レンチが傷むことを避けて、砂漠の真ん中で野垂れ死にするわけね」というと、たいてい黙ってしまう。すると「いやその場合は別で・・・」。その反論を聞き終わるか終わらないうちに「だから、修理とはサバイバルなのだ」とその答えをたたんでしまう。

修理工具とは、サバイバルツールであるということを忘れずに。であるから、目的を実行するためには、絶対にこう使わなければいけない、ということはない。絶対にという表現で使うなら、ナット・ボルトの頭のサイズと、使用するレンチのサイズが合っていることで、それが間違っていると、部品を痛めるばかりか、自分も怪我をする羽目になる。そこだけ注意すれば、何をどう使おうがかまわないと考え、日々バイクやクルマいじりに勤しんでいる。

スピーダーにパイプを継ぎ足して大きなトルクを得ることは、強く締め付けられたネジを緩めるときに有効。締めるときに使うことも有る。力が入りにくいクルマの足回りなど。コンビネーションレンチの場合には、それより大きな同型レンチか両めがねレンチなどで、トルクを倍増する。オープンエンド側にダメージが・・・ということは経験したことがない
 
言っておくが、手荒く工具を扱ったことで、工具が破損したこともないし、怪我をしたこともない。怪我については、大きなトルクが必要な場合こそ、レンチなどに別のものを継ぎ足して、メカニックの力を倍増させたほうが安心。

クルマいじりでは、特にトルクが大きいFF車のドライブシャフトとハブを締め付けているセンターナット。これの取り扱いで重要なことは、絶対に緩まないことなのだが、締め付けトルクは修理書に書いてあるので、その数値にこだわると、数百キロ走行後に大きなトラブルに発展する。

とにかく必要以上に締め付けられていることは重要で、特に新しいナットに交換したときが要注意。修理所には、ここのナットを取り外したときには、新しいものに交換すること、そして、締め付けトルクは○×kg-mのトルクで。と書かれている。しかし、その条件が書かれていない。さびて渋い状態なのか、グリースを塗布して回転しやすくした状態なのか・・・

そこで私が推奨するのは、センターナットを取り外す前に、そのナットがどこまで締め付けられていたかのポンチ(ナットなどが硬いので無理だったらケガキでもマジックでも良い)マークを打っておき、ナットは新しいものに交換せず、締め付けていたものを使う。そして、取り外す前につけたマーク位置より1~2mm多く締めこむ。これでまず緩まない。

2017年12月19日火曜日

郵政局の集配クルマやバイクは、緊急車両か~?


最近富みに多く見るようになったのが、郵政局の集配クルマ(軽のバン)と配達に使っているバイクの道路交通法無視。

何がって、立て続けに見たのは集配クルマの一時停止無視と配達バイクの一方通行無視。

集配クルマは住宅地での速度も速く、徐行なんて考えられない加速と速度。自転車で走行中に後ろから来る集配車のそのエンジン音に恐怖を覚えるほどである。

配達バイクを含めて緊急車両になりえないし、例え白バイ、パトカー、救急車、消防車などであっても、赤灯を点灯しサイレンを鳴らしながらの走行でなければ、一方通行を無視しての走行は出来ない。まして、一時停止場所では、しっかりと周りの状況を把握し、事故に結びつかないような配慮をして、徐行しながら通る。赤灯やサイレンを鳴らしていなかったら、このような道路交通法を無視しての走行は、交通法違反となる。

でも、郵政局の集配車や配達バイクは、堂々と違反をやっている。以前も自宅周りで一方通行を無視して走行する郵便配達バイクに「ここが一方通行の場所だということは知っているよね」と、詰め寄ったことが有る。「知ってるけど・・・」。それ以前の一方通行無視では、「数メーター逆に走っただけで、そのときにはバイクを運転していない」という言い訳。しかし、その言い訳は通用しない。なんたって、一方通行を無視して走る現場を、数秒前に目撃していたからだ。

何とかしないと、そのうちに事故になることは明白。集配の軽バンはしっかりと道路交通法を守らせること。配達バイクは、走行ルートが問題(ロスが多い)なので、そのコースを見直すだけで済む。

まてよ~配達ルートは、大昔に誰かが決めた、自転車による配達のルートか~。自転車なら一方通行を無視しても(自転車を除く、という但し書きがあれば)問題にならないからな~。でも、時代と交通ルールに即したルートを選定すれば、配達に携わる方々の疲労も少なくなるし、その郵便物を受け取るほうも、早く配達されることで喜ばしいのだが。