研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2013年8月14日水曜日

プリウスもバッテリー上がりで走行不能になる?

トヨタのハイブリッドカー・プリウスでも、バッテリー上がりで、始動できないことが有る。

正しくは、HVモーター駆動用のバッテリーではなく、補機類管理、そして作動用の12Vバッテリーが上がると言う話で、それによりシステムがダウンするから、始動・走行不能に陥るのである。

そのバッテリーは、完全密閉式でリヤのトランク内に装着してあり、エンジンルームではない。

また、走行用とエンジン始動用のバッテリーは、同じ。つまり、エンジンはハイブリッド用のモーターで始動する。

しかし、12Vのバッテリーも搭載しているわけで、そのバッテリーが上がると、つまり、システムがダウンすることになり、いくら走行用のニッケル水素バッテリー(或いはリチウムイオンバッテリー)に十分な容量が残っていても、クルマの頭脳がシャットダウンしている限り、走行不能となる。

ただし、これは非常に簡単な手当てで回復する。システム用のバッテリーを救援用の12Vバッテリーで、システムが回復するまで一時的に電圧を上げてやればいいだけ。その後、オーナーズマニュアルにあるような操作が必要となる。

システムが回復し走行が可能となると、始動ボタンの操作をすることで、駆動用のバッテリーからシステム用バッテリーへ充電が行われるので、自然に元に戻る。
エンジンルームにあるヒューズボックスの蓋を開けると、一番奥に赤いカバーがあり、それを開くことで救援用の端子が現れる。もちろんトランクに有るバッテリーへ直接繋いでもかまわない

救援に使うバッテリーは、始動に使うわけではないので、大きな電流は必要ない。極端な話、通信機用の完全密閉式バッテリー12V10Ah(秋葉原あたりで購入できる安物で良い)に、接続用のコードを用意しておけば、それで十分。

ACC状態で、ラジオやオーディオを長時間聞いていると、いきなりシャットダウンする。そこから自力で脱出するには、小さなバッテリーをどこかに積んでおけば役に立つが・・・

或いは、バイクや近くのクルマから電気を借りることも考えて、ブースターケーブルだけではなく、救援端子に噛み込み出来るワニ口クリップなどを用意しておくことも必要だろう。

また、自分のクルマではないので実験はしていないが、システム用のバッテリーは鉛バッテリーなので、このようにバッテリーが一時的に上がっても、暫らく放置すればかなり回復してくる。回復すれば元に戻れるが、たぶんバッテリーの端子を外すなどして、記憶の除去をしてやらないと、ダメなのかもしれない。

どなたかやってみてください。

なお、完全に上がってしまった場合(正常なバッテリーであると電圧降下を見て警告を出したり、自然にシャットダウンする)は、いくら満充電状態のバッテリーを接続しても、搭載バッテリーの容量を回復させたり、電圧を上げたりすることはできないので、充電作用が必要となる。つまり、救援車のエンジン始動で、充電の作業を行わなければならない。
オーナーズマニュアルには救援バッテリーの接続と回復の仕方が掲載されている。これを参考にして、自身で予備バッテリーを搭載しておくと言うことも考えたい

2013年8月3日土曜日

第43回東京モーターショーの前売り券発売開始

今年のモーターショーも東京ビッグサイトで行われる。その前売り入場券がネットでのオンラインチケット販売を、8月1日より開始した。
http://www.tokyo-motorshow.com

今回初めて導入するのは、プレビューナイトと呼ばれるもので、特別招待日(11月22日)の午後5時3分から午後8時まで入場できる、と言うチケットで、入場者数は1万人に限定。

そのプレビューナイトの入場券料金は3000円だ。

主催者側はユッタリと東京モーターショーを楽しんで・・・と言っているが、2時間30分で全部を見て歩くことは無理と思うのだ。
また、帰りのシャトルバスなども考えてくれているのだろうか。

なお、鉄道会社、旅行会社、コンビニなどでの前売り入場券発売は10月25日からだ。

2013年8月1日木曜日

バイクを使った町興しが頓挫したのかと思っていたら、第二ステージへ進んでいた

バイクの魅力ある力と、趣味を同じにする仲間はなんとなく群れを作りたがるのだが、暴走するわけでもなく、そこに集まり、バイク談義や開発者の話などに加わる面白さは、文字では書けない魅力がある。

そのバイクを間接的に使って町興しをやっていた、埼玉の小鹿野町であるが、町長が代わってからと言うのも、行政のバックアップがないことから、なんとなく沈下の方向へ進んでいた。でも実は、バイクツーリングライダー協賛店なるものを作り、そこを訪れたライダーに対して少しのサービスをする、と言う決まりがあった。これが評判となり、協賛店は売り上げを伸ばし始めている。当然数多くのお店が協賛店を名乗り始めた。

つまり、行政からのバックアップがなくなっても、小鹿野町を訪れるバイクライダーを歓迎するムードは、これまで以上に強くなって、何かをやれる土俵が出来つつあった。
ここが小鹿野町のバイカーズ・カフェMGGだ。バイク専用の駐車場や無料のロッカーも準備されている。我々も草津・軽井沢の帰りに一服、コーヒーブレイクで立ち寄ることがある 
そこへ、頼みの綱として引っ張り出されたのが、これまでも小鹿野町をバイクランドにしたい、と活動していた「鵜飼さん」である。

行政が力を貸してくれないのなら、自分たちの力でやれる最大限のことをやろうじゃないか、と始まったのが「モトグリーンG、訳してMGG」である。

MOTO GREEN-G1970年代がコンセプトのバイカーズ・カフェ。
首都圏から100km圏内にありながら鉄道の駅もない山間の町、
そこが、バイクで町おこしの小鹿野です。
ここに来ればバイクを楽しむ仲間がいる。
昔を知っているGG(爺)もいる。
モトグリーンGのHPトップページには、上記のような言葉が並んでいる。“プフッ”と噴出してしまうような・・・
巨大ホットドッグ。コーヒーかコーラが付いて、フォーラム参加費は1600円だから、十分元は取れる 
このバイカーズ・カフェでは、不定期でバイクに係わることをテーマにしたフォーラムをやっている。今回これに参加してみた。ハングオンハンバーガーか巨大ホットドッグのどちらかが選べ、飲み物まで付いて、参加費は1600円。

テーマは鈴鹿8時間耐久レースに関することで、当日はその鈴鹿でまさに8時間耐久レースが行われていた。レースの途中経過は、現地からのメールで分かる仕組み。
左から神谷さん、菱木さん、男鹿の町をバイクで町興しに陣頭指揮を取る、司会の鵜飼さん 
登壇者は本田技研に在籍していた神谷 忠さんと、その弟子で本田に3回も入社?した菱木哲哉さん。菱木さんはアメリカでの生活が長く、自称マイクと言っているが、これは、世界チャンピオンライダーのマイク・ヘイルウッドに憧れて付けたもの。私は、昔からの知り合いと言うこともあり“てっちゃん”と呼んでしまう。

神谷さんと菱木さんの話の内容は、細かいので割愛するが、11時から14時までと言う予定は大幅に伸びて、15時まで引っ張られた。それだけ聞きたいこと、知りたいことが満載していたと言う話だ。

次は、いったいどのような内容で、誰が登壇者になるのだろうか。とても楽しみである。