研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2016年10月5日水曜日

業界の大先輩がまた単行本を出した。タイトルは「無我夢走」


その人の名は「大久保 力」さん。我々は親しさを込めて、リキさんと呼ばせていただいている。

私がこの業界に入ったときには、八重洲出版(モーターサイクリスト編集部)を退社されてしまっていたが、MC誌でバイクの試乗記などを主に執筆し、当時読者だった私には憧れの存在だった。

その後、私がMC誌に勤務していることは、自然と知ることとなり、初めてモーターサイクルショーを開催するときにも、相談されたことがあった。そんなこともあり、付かず離れずの関係は長く続いている。

そのリキさんは、これまで自身で体験してきたことや、その時代のバイク、自動車の話など、事細かく記した単行本を(自費出版だから利益は度外視)発行している。

今回発行された本のタイトルは「無我夢走」(1800円+税金)。日本初の自動車レースに飛び込んで、というサブタイトルが付く。表紙は4輪レースにチャレンジしたときのスナップを使っている。

本の内容は、購入して、お読みいただければ納得の出来ると思う。

若き日のバイクとの出会いから、最近のレース事情。突然届いたマカオからのレース招待状。そこでリキさんが見たものは・・・

日本のバイクレースについて書いている「百年のマン島」も、時代背景を時々交える編集は、十分に読み応えがある。実は、何を隠そう、この本の一部に、私が関係しているのだった。