研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2021年12月29日水曜日

EVと使用するバッテリーの自宅充電は・・・

 

EVを走らせるときに絶対必要なことは、バッテリーの残量。そのバッテリーは自宅でも充電が出来るようだが、それには条件がある。その条件とは、200Vを使用するので、その配線を電気会社にやってもらう必要がある。100V充電が可能のクルマもあるが、時間が掛かりスマートではない。

では、一般家庭で200Vが来ているお宅はどこかと言うと、それは、ほとんどの農家。農家では、作業上どうしても動力線(3相200V)が必要で、これを利用すれば、充電システムを取り付けることは簡単。

海外ではどのような状態なのか、知っている範囲で説明すると、アメリカは117V(何で中途半端なボルトなのかは知らない)。イギリス(欧州全体かどうかは知らない)となると、家庭用電源が全て200Vだから、これは効率が高い。

さて日本は、200V仕様とするには、温水器用に深夜電力や『お得なナイト8や10』を利用していたらそこで使っている、3線単相(分電盤のブレーカーに配線されているコードを差し替えるだけでその部分から200Vを取り出せることで済むが・・・)の配線を利用するか、あるいはべつに200Vを引いてもらう必要がある。

ただし、電気引き込み配線工事料金は、電気メーター(スマートメーター)手前までの料金は、電力会社負担となるが、それ以降の配線工事は自己負担となる。

3相単線からEV用のバッテリー充電回路を取り出すにしても、専用の電気工事が必要になるばかりではなく、契約電気量の変更も必要になる。

つまりかなりややこしく、走り出すまでに手間とお金が掛かる。

この問題にも、補助金が出れば、EV利用への加速が付くと思うのだが、政府はどう考えるのだろうか。

また、数年前にイタリヤ旅行をしたとき、路上駐車場所にEV専用スペースがあり、なおかつ充電設備も備わっていた。もちろんEVに限って駐車料も充電料金も無料であった。

日本でもここまで政府や自治体が、積極的にEV優先政策を打ち出さないと、なかなか国民に浸透しないだろうと思う。