研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2017年5月8日月曜日

BMWバイクの素晴らしいハンドリングを改めて再発見した2017年JAIAバイク試乗会


今年で3回目となる輸入バイクの試乗会に参加した。JAIA(日本自動車輸入組合)はクルマもバイクも同じ組織で、これまで開催されなかったことがおかしかったのだが、3年前(正式には4年前のアンケートが後押しした)から、会場は同じ大磯プリンスホテル駐車場。

試乗会場は大磯プリンスホテルの駐車場をベースにしたもので、ここから一般道へ
 

JAIAに加入していないバイクは残念ながら参加していないので、モーターサイクルショーで見る珍しいバイクの試乗はない。また、試乗リストに挙がっていても最新モデルであると用意が遅れてしまい、キャンセルされることがあるのは残念。

第1回目は天候の関係で参加を取りやめたが、2回目(つまり昨年)からは参加している。

用意されているバイクの中で、どうしても話題のあるものに乗りたいライダーが集中して、これは抽選となるため、全てのバイクに乗れないのが残念。それでも、確認したいバイクには乗ることが出来た。

さて確認したいバイクとは、BMWである。昨年もBMWのF800GSにチョイと試乗したが、その自然なハンドリングに度肝を抜かれた。何とも非常に自然なハンドリングなのである。ライダーが行きたい方向を向くと自然に方向を変える。そして、ハンドル(フロントタイヤ)が引き込まれるような感触は微塵もない。

これにはびっくり仰天である。このような感触の日本車(バイク)にはお目にかかったことがない。最徐行しようが加速しようが、その状態を変えることはないのである。峠のワインディングはもちろん市街地、渋滞時などの微妙にバランスが要求されるところでも、普通にライディングしていれば何も起きない。

ホンダ研究所を定年退職したウルサ型の足回り担当の方も、このF800GSを自分のバイクとして購入。そのハンドリングの素晴らしさには、かぶとを脱いでおり「自分達がこれぞと思って開発したバイクでさえ足元にも及ばない」「N**なんかくそ喰らえだ」と暴言を吐くほどである。

試乗したS1000XR。1000cc4気筒モデルであるから当然重さがある・・・というのは間違いで、いざシートにまたがりギヤを1速に入れゆっくりと走り出せば、「何だコレ」なのである。おかしいから「何だ」ではなく、非常に素直で癖のないハンドリングだからである。コレまで経験した日本の大型バイクにはない特性には脱帽である
 

ツインのF800GSばかりではなく、他の水平対抗や並列4気筒のモデルはどうなのか、興味を持てるのでS1000XR(並列4気筒)アドベンチャースポーツというキャッチフレーズの付いたこのモデルでその素性を確認すると、今現在自分で乗っているモデルのだらしなさをマザマザと見せ付けられた。

見よこのしっかりとしたフロントフォーク。サスペンション回りでもBMWは、特別な配慮をもって設計していることがわかる
 

F800GS同様のハンドリングで、1速ギヤのアイドリング走行でも、ごく普通に何の問題もなく、腰や足でのバランスを必要とせず、バイク任せの走行が可能。というより、それがあたりまえの状態をなのである。

このモデルではあまり電子制御は取り入れていない。隠れたところにテクノロジーがある
 

日本のバイクメーカーのモデル全てを乗っていないので、断言は出来ないが、現在のモデルでこのようなハンドリングの日本製バイクは存在するのだろうか?