研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2020年2月1日土曜日

旧車のモトクロスを見に行った マシンは旧車ライダーも旧者



埼玉の川越入間川にあるモトクロス場、モトクロスビレッジでは、年に数回、主催者が違う旧車のモトクロス大会が開催されている。

このモトクロスを見に行く理由、と言うよりも魅力はと言うと、市販状態からレーサー(市販モトクロッサー)よりも、大小さまざまのバイクをモトクロス走行が出来るようオーナーが改造し、それを目一杯走らせて楽しんでいるからだ。同窓会的な意味合いもある。

改造と言っても様々で、タイヤをモトクロス用に交換し、ドライブスプロケットを小さく(或いはドリブンスプロケットを大きく)しただけで、マフラーやそのほかには一切手も加えていないバイクもある。それで十分なのだ。

小さいものだと50cc、大きいものだと1000cc近い。勿論一緒に走るわけではないので、それぞれのクラスの中で十分に楽しめる。

走る姿だけではなく、その排気音も魅力がある。特に4ストローク2気筒の大排気量バイクは、低音の腹に響く。旧者人にとってはたまらない魅力を覚えるサウンドである。

そんなモトクロスの会場で見たマシンを撮影したが、ほとんど趣味的な状態での選び方だから、全てを画像化していないことが悔やまれる。

 











2020年1月25日土曜日

発進時や駐車場内での走行は、ATならアイドリングのクリープ走行が安全なのだが



条件が同じならATに限らずMTでもアイドリング走行をした方がいいし、アクセルを踏んでいない分だけ余裕が生まれるのではないだろうか。

アイドリングで発進し(MTでもアクセルを踏まず)、余裕を持って走行することで、その後に起きる突発的な事件事故でも、パニックに陥ることは少ないと考える。MTでこれが普通に出来るようになるのは簡単ではなく、気を使ってアクセルとクラッチの操作が必要となる。エンジンが1000回転そこそこであるから、当然トルクは少なく、その回転があまり下がらないようにクラッチ操作しなければならないのだから。
 
なお僅かな上り坂での発進となれば、エンストしないように普通の操作が優先するのは当然のこと。

この、アイドリングでアクセルを踏まないでのスタートやその後の走行は、教習と言う意味合いを持つ必要はなく、教習所や周りに何もないところで何回か経験すれば、それがいとも簡単に出来ることを体験すれば、周りの歩行者やクルマ、バイク、自転車などに対する威圧的な感触は少なくなり、他人からの見た目もスマートに写るはず。

ところで、あるスーパーマーケットの駐車場で、妻が買い物をしている間に、クルマの中から周りを走るクルマを、なんとなく観察していると、一瞬緊張でビックリしするような走り方をするドライバーがいたり、穏やかで静々と走らせるクルマも見られた。

当然、穏やかに走らせているクルマのドライバーは、周りを十分に観察する能力にあふれているため、実にスムーズで周りの背景になじんでいるように見える。そのため、いきなり人がクルマの前に出てきても、びっくりして急減速をすることや、クラクションを鳴らすこともなく、周りの歩行者の動きと自然に同調している。

このように穏やかな運転を出来る人は、きっと暴走事故等には縁もないのだろう。そう考えると、駐車場内での走行の仕方で、その人の性格がわかるような感じである。これは、何も男性ドライバーに限った話ではなく、女性も同様である。

そして肝心なことは、発進時において、ブレーキペダルから足を離したとたんにアクセルを踏むと言う行為ではなく、ブレーキペダルから足を離して、クリープ走行を数秒間やってから、改めて走行するためにアクセルをゆっくり踏む、と言うことを習慣にしておけば、いきなりスタートダッシュしてパニックとなり、同時にブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違える、と言う事故が発生しにくくなるのではないだろうか。

2020年1月6日月曜日

75歳以上の高齢者は、運転免許更新時に、運転技能試験を行ってはどうか、と言う案が出始めた 大いに結構・ぜひ実現して欲しい



高齢者の運転するクルマの事故が多い、と言う話が出るたびに(実際には、年齢と運転暦、運転頻度などを係数として入れないと、正しいデータは出ないと思う)75歳以上の年齢になったら、運転技能試験を行ってはどうだろうか、と言うような話が出ている。今現在実施している高齢者講習とは違う高度なもの。

これについては大いに賛成。しかし、どのような運転技能試験を行うのだろうか。また、二輪車の場合にはどうするのか。これは正しく決まらないと、まともな運転技能試験は出来ない。教習所の卒業試験や運転免許試験所の実地試験とは違うことは当然のはず。

そこで私がこれまでに考えていた運転技能試験のやり方だが、基本的にはジムカーナに近い走行である。数本のパイロンを置いて、きめられた方向の走行を行う。パイロンスラロームではない。勿論、通過すればいいだけではなく、決められた時間内にゴールしなければならない。決められた時間と言っても素早い判断と操作が必要なだけで、コンペティションではないのだから、普通の時間を設定すれば良いだけ。

このように緊張、パニックに近い走行を要求されると、人間は本性が現れる。それによって、運転技能が分かるのではないか、と言う話。教習所や運転試験試験場の実地テストは、速度はある程度(コース上に速度標識がある)出せばよく、とにかく決められたコースを脱輪せず、ポールに接触せず走りきれば良いだけなので、それでは技能の上下が露呈しない。

実際に公道に出れば、そこで発生する決まりごとではない状況に対して、的確な操作は何も増して重要だからだ。そうすると、タイヤが多少キーキーと音を立てるようなことになるかもしれないが、それは減点の対象にしない。逆に考えると、タイヤが悲鳴を上げるような走らせ方を、冷静かつ普通に出来るような人は、評価を高くしてもいいぐらいである。

2019年12月3日火曜日

自動車教習所の救済事業?!!!に強制参加してきた



最近、年寄りの事故が多いから、と言う理由で、突如でてきたのが高齢者講習。75歳以上となると認知機能検査までやらせられる。70歳では高齢者講習だけを受けるのだが、この講習料金は5600円。自動車教習所で3時間ほど拘束される。

70歳になると呼び出される高齢者講習状。自動車教習所で行なわれるが、講習と言う名目の内容がお粗末。何の役にも立たないというのはいいすぎだろうが・・・
 
認知機能検査は750円だから、たいした収入にはならないが、75歳以上の高齢者講習は認知機能検査の点数状況によって、教習所で行われる高齢者講習の金額も時間も違ってくる。

認知機能検査で0~48点の人は警察から後日連絡ハガキが届くので、医師の診断書の提出が求められる。

この呼び出し状が認知機能検査まで含めたもの。正直に言って、この認知機能検査だけで認知障害があるかどうかを判断するのは難しい。と言うより無理
 
49~75点の人は3時間の高齢者講習を受けなければならない。この料金は7950円。

76~100点の人は2時間の高齢者講習を受ける。この料金は5100円である。

なお、認知機能検査は何回でも受けられるということだが、その時の結果で判断されるので、前回のほうが良かったから、それにして欲しいと言う話は受け付けないそうだ。
 
無事76~100点の認知機能検査結果となっても、5100円支払って、高齢者講習を自動車教習所で受けなければならない。それまで自動車教習所に一度も行ったことがない(免許は飛び込みの一発で取る)人物でも、助手席に乗る教官の言うことを聞いて、その通りにクルマを走らせる必要がある。

でもこれって、若者の自動車離れから来る事態を考えると、自動車教習所に来る人が少なく、経営が思わしくないので、少しでも経営に手助けが出来るよう考えられたシステム??と思ってしまうのは、歳を取りすぎたからか。

自動車教習所での運転をさせるのなら、10本ほどのパイロンを置いて、そこを指定時間以上の、できるだけ速い速度で走り抜ける、と言うような運転基本操作を求める指導があってもいいのではないかと思う。

そう考えていたとき、知り合いの私より先輩の方は、パイロン走行試験をやったそうで、最初はゆっくりと指定されたように走らせ、3回目(やってもいいという了解を得た)には、タイヤを鳴かせるような限界走行をしたそうだ。

こんな教習所の考えは素晴らしい。

こんな終了証明書をくれる。これを免許更新のときに提出すれば、改めて更新時講習を受けなくてもいいらしい


2019年11月23日土曜日

RJCカーオブザイヤーはこれで決まった



私が所属しているRJCであるが、毎年カーオブザイヤーを決めている。

今年も最終テストデー(確認やノミネートされたクルマをしっかりと試乗出来なかったときにも役立つ)が、ツインリンクもてぎの外周路の一部を使って行われた。


外周路といっても、速度制限のある場所とそうでないクローズ部分があり、クローズ部分のコースでは、タイヤが悲鳴を上げるような走り方や、あえて不安定な走らせ方をして、そのクルマの素性を引き出す行為をする。

今年のピットは少し寂しい。モーターショーの関係もアルだろうが
 
とは言うものの、短時間の走行でそのクルマの素性が分かるはずもなく、ピットでの関係者から聞く話を参考にしながら評価をするのだが、その前に重要なことは、自動車メーカーやインポーターの広報活動である。カーオブザイヤー(国産、インポート、テクノロジーがある)を取りたい関係者は、それなりにアクションを起こしてくる。私は、それをロビー活動と呼んでいる。

新しいエンジンも展示されるので、それに対するテクノロジーは興味あるところ。すでにモーターショーでお披露目済みだが
 
このロビー活動は重要のようで、同種のクルマでもその採点に違いが出る。私が感じるところでは、MNよりHのほうが優れていると思うのだが、大多数の会員の意見は違うようだ。

無記名での投票を読み上げる。ノミネートは6車種なので、最高点は6となり5,4,3,2,1と続く。この配点方法は私は反対であるが・・・
 
こうしてその年のカーオブザイヤーは決まるから、テクノロジー以外はほとんど当てにならないと言うことかな~

2019年11月10日日曜日

カチンと来たこと 試乗会などでケチばかりつけるという話を小耳に挟んで・・・



ある集団の集まりに中で「こいつ(つまり私のこと)は、クルマでもバイクでも開発者にケチばかりつける、と言う話が流れてきた。そのときは、そこに大勢の関係者がいたので、その言葉に対する反論はしなかったが、後でよく考えてみると、そのことを述べた自動車メーカーに対しては、数多くの欠陥(欠点ではない)に対する問題点を指摘し、どのように改良すべきであるかと言う話をしてきたのだが、「ケチばかりをつける」と言う言葉を聞いて、本当にがっかりした。

良かれと思って発言したことを、「このやろう・・・」的な気持ちで聞いていたとしたら、がっかりと言うより、あきれるばかりであるからだ。

なので、その自動車メーカーに対しては、今後欠点・欠陥を見つけても、一切話をしないことにした。お金をもらって試乗しているわけではないし、欠陥を報告しなければいけないという義務もないからだ。

人が造る物は全てにおいてパーフェクトではない。開発の途中で時間に追われ「このあたりでよしとするか」と言う感情は自然と沸いてくるばかりではなく、人間のセンサーが研ぎ澄まされていなければ、すべての人間に対して、納得できるものは完成しない。

まして、開発では常にそのものに接しているわけで、そうなると欠点や欠陥を見誤ることも出てくる。だからリコールが花盛り???となってしまうのである。リコールとならなくてもユーザーが気が付き(欠点・欠陥を発見しても販売店では相手にしてくれなかったら・・・)その問題点はいつの間にか全ての関係者が知ることとなり、それを収集するのに時間と金が掛かる。

そのようなことから、真摯に初めて乗った人間の(勿論、性能をしっかりと出せる人物であることは最低必要条件)評価は重要だと考える。素直にその人物の話を聞いて、直ぐに対応できるものは即手を打つ。これが鉄則で、けちをつけるという感覚だとしたら、そのような人間は開発者として失格であると思う。

これまで、数多くのバイクやクルマに試乗し、瞬間の挙動や不都合を発見し、その都度開発者に意見を述べてきた。

でも最近は、試乗会に参加する機会が少なくなり、正しい判断が出来なくなってきた。また、開発の最前線にいる技術屋さんとの話をする機会も減り、それで良かったのか、少し心配でもある。

2019年9月26日木曜日

欧州でディーゼル乗用車が売れていたことの背景を、燃料の価格が安いから、と勘違いして書いている記者が多いことにあきれる



その文章がこちら

「ディーゼルはガソリン車よりも二酸化炭素(CO2)排出量が少なく、燃料も軽油を使うため維持費が安い。欧州で根強い人気があったが」

CO2の排出量が少ないのは技術によって達成したことは事実だが、軽油を使うため維持費が安いと言う判断は間違い。軽油は、税金が高く日本と違うから、燃料代は高い。

では、なぜディーゼルに人気があったのかというと、それは燃費が良いからで、欧州の地域を網羅しているアウトバーンに乗ってみれば分かる。

速度が速いことは当然だが、日本のように燃料を販売するパーキングは少ない。

つまり、燃料切れをガソリン車のように気にしなくても済むことは重要である。クルマ選びの筆頭項目にもなるのだ。

アウトバーンでの、だいぶ前の燃料セルフだが、値段を見ると明らかにディーゼルは高い。写真が良くないので見にくいが、一番下の燃料がディーゼル