研究開発に見た遠回りの結論にあきれる -水素エンジンと点火装置-


2022年6月10日金曜日

エレベーターの中にある鏡は・・・

 

エレベーターの中にある鏡は、車椅子に乗っている方が、エレベーターから出るときのバックミラーとしての役割を持たせるためであるが、とりあえず健常者である私は、私の後ろから、そのドアの開いているエレベーターに乗りたい方がいるのではないか、そうであったら、自分だけが乗り込んで直ぐにドアを閉めるのではなく、後ろから乗り込んでくる人のために、開くボタンだけではなく、操作ボタンのそばにいない場合には、閉まりかけたドアが閉まらないように手で押さえたりする。

また、車椅子ばかりではなく、乳母車でも同様に利用価値はあるので、みんなで気にしながらエレベーターは使いたい。

2022年5月9日月曜日

旧車バイクのモトクロス・チキチキVMX猛レース




 

旧車をいじる、再生すると言うブームが広がっているが、そんな中、数年前より行われているのが、旧車バイクのモトクロス。

主催するのは奈良の㈱ホーリーエクイップ(℡0742-63-2258)。このレース、ライダーやマシンを含めて、かなり面白く、昔の友人などに会う機会でもあり、まるで同窓会の気分に浸れるので、ここ数年お邪魔することにしている。

エントリーできるマシンはトレールバイクに限らず、ファミリーバイク意外なら何でもいいと言う規則で、750cc4気筒のスポーツバイクエンジンを搭載した改造バイクまでOK。当然オフロードでの速さはないが、自分で改造したバイクを、思いっきり走らせられる醍醐味は格別だろう。

 

なお、このチキチキVMX猛レースの前日には、モトクロス場近くのホテルで『ホンダ・エルシノア発売50周年記念の集い』が開催され、このイベントの人集め(つまり関係者)に携わったこともあり、出席した。

ホンダ・エルシノアは、ホンダ初の市販2ストロークモトクロッサーで、レーサーとしてのプロトタイプが走行したのは、1971年の山口県厚保サーキットでおこなわれた全日本モトクロス。

実はこのときのプロトタイプマシンを走らせた方との付き合いは、10年後にやってくるとは思っていなかった。その方は、今でもモトクロスの楽しさを知ってもらおうと、休耕地などを借り受け、楽しく走れるモトクロスコースを運営し、貢献している。

 

では、第21回チキチキVMX猛レースに参加していた一部のマシンを紹介してみたいと思う。写真だけなので、ご覧になった方は消化不良になるかもしれませんが、それはお許しいただきたい。

































2022年5月5日木曜日

ホンダが再びEVに力を入れ始めたが、以前のような失敗を・・・

 

ホンダが数十年前にアメリカ向けに販売したEV(EVプラス)は、やってはいけない制御が見えていた。

日本での試乗会が行われて、そこに参加したことで、その問題制御は私が見つけ、開発者に報告したのでアメリカに上陸する前に対策を打てたから良かったが、今回は、私が鋭い目で評価する機会が無いので、いささか心配である。

2022年4月27日水曜日

マイナンバーカードには有効期限が有るのだが・・・

 

政府機関が日本国民を管理???したいためのカードと思われるマイナンバーカードだが、「あれ???」と思った瞬間がある。それは、日本国民に一律10万円を給付する、と言う決まりが出来て、「マイナンバーカードを市役所などの関係機関に持参すれば、直ぐに給付の手続きが出来ます」と言う情報が出た。そこで、一刻も給付金が欲しく、マイナンバーカードを持っている方々が、それを持参して給付の手続きを行おうとすると『これは使えません。再発行の手続きをしてください』と言う報道がTVなどで放映された。そして、その手続きを行うため、受付には長い行列が・・・

 そのときには何のことかハッキリしなかったが、暫くして、マイナンバーカードには有効期限のあるらしいと言うことが分かった。

 有効期限は5年間で、その期限を決めた情報も出てきたが、なんと「マイナンバーカード」に刷り込まれている顔が歳とともに変わるからだと言う。それはそうだが、マイナンバーそのものは変わらないわけだから、一度の発行で一生使えるものでいいと思う。

 それではイヤダ、と言う方に対しては、希望による更新を行い、新しい顔写真の印刷されたマイナンバーカードを入手すれば、納得できるのではないかな。

 問題は、マイナンバーカードの有効期限(5年間)が、承知されていないことで、現在マイナンバーカードを持っている方々に、『有効期限があることを知っていますか』と、問いただしてみると、え~と言いながら、やおら財布からカードを取り出し『ほんとだ、俺のは令和5年の・・・』と書いてある。ということで、ほとんどの方々は、有効期限のあることを認識していない。

 これ、切れているときに保険証代わりにとか、コンビニで住民票を取り出すときに使えるのかな。使えないとしたら、やはり、持っている意味はない。

 と言うわけで、私はマイナンバーカードは持っていません。健康保険証代わりに使えます、と言っても、マイナンバーカードを読み取ることが出来る端末が、病院になければ役に立たないし、身分証明にも使える、と言う話も、これまでの健康保険証で、どちらにも問題なく使える。

また、確定申告でもネット環境が整っていれば、プリントした決算書や保険の払込証などを送ったり、確定申告の会場に持参しなくてもいい、というのだが、PCとネット環境、マイナンバーカードがあっても、それを読み取れるカードリーダーが必要で、そのことについては何の説明もない。

 

裏で見えない力がうごめいているのか???

さてどうする・・・・

2022年3月28日月曜日

オートバイのドライブチェーンに給油するのは果たして正しいか?

 

この答えは、使用するチェーンとどのような場所を走るかで決まってくるが、基本的には必要以外のことをやるとチェーンの劣化やスプロケットの磨耗が進行するだけで、意味がない。

やってはいけないチェーンのメンテナンスだが、まず筆頭は必要以上に給油しないこと。オイルが回りに飛び散るだけで、チェーンのたるみ(主にピンとローラーが磨耗)はものすごく進行してしまう。

チェーンの種類によっては給油しないほうがいい。それは最近使用が多いシールチェーンである。

シールチェーンは磨耗し易いピン周りにオーリングを挿入して、特殊なグリースを封入。異物の侵入を防止する構造。

このシールチェーンは、チェーン自体の幅が広いのでそれと分かる。値段も高いが耐久性も高いので、排気量が250ccあたりからオンロード、オフロードモデルへ標準として採用されている。

このシールチェーンは、基本的に給油する必要がない。また、汚れた場合でも高圧洗浄などを行うと、その汚れがシールを通してピン内部に入り、チェーンの寿命を著しく短くしてしまう。

では、チェーンが汚れた場合はどうするか。それは水道水程度の圧力で、柔らかいブラシなどを使って水洗い。乾燥したら、オイルスプレーを少量塗布する。CRC5-56などの石油系は、ゴムのオーリングを硬化させるので使わないほうがいい。

バイクチェーン専用のグリーススプレーを軽く吹きかけるだけで十分。必要以上にやるとごみや砂利を寄せ付けるだけで、いいことはひとつもない。

経験から言うと、ローラー部分を目視したときに、僅かに錆色が見える程度で、少量のオイルスプレーを拭くだけで、700ccのバイクを1万キロ近く走行してもチェーン調整はする必要がなかった。

その昔、鈴鹿8時間耐久レースでは、ピットインのたびにチェーン調整が必要な状態があり、ピット時間が長くなるばかりではなく、張り過ぎて発熱からチェーンの切断、などというトラブルに発展するチームが出たほど。

暫くして、シールチェーンが採用されると、8時間耐久レースの最中にチェーン調整をするチームはなくなった。シールを付けることでフリクションは高くなるが、その分耐久性は高くなり、トラブルが防止されるようになった。でも・・・

シールがないチェーンは、モトクロスなどで使用されるが、この場合には、高圧洗浄機を使っての洗浄がつき物で、当然ピン周りにはチェーンに付着した汚れが強制的に押し込まれるので、定期的な交換が必要となる。

2022年3月9日水曜日

モーターのケーシングやクルマのミッションケースなどは、温度管理をしっかりとやって、軸間距離の安定性を図ることが耐久性を考えると重要

クルマの耐久レースではミッションオイルにオイルクーラーを付け、オイルを冷却をしても、ミッションケースを冷却するには能力が不足するので、ミッションケースにウォータージャケットを作るか、ミッションケースをカーボンファイバー或いは鋳鉄などの、熱に強く膨張しない素材で製作する必要がある。

電動モーターで耐久レースに出場する場合、モーターやリダクションケースにも、ウォータージャケットを取り付けて、水冷方式を導入する。これが重要であると考える。但し、ケーシングを鉄で鋳造した場合には、熱安定性が高いので、トラブルは起きない。

そこに使う潤滑油を冷却するオイルクーラーを取り付ける、と言うのが一般的な考えだが、それではケースの熱歪や、高温となるに従って問題となるアルミの熱運動を止めることは出来ないので、ケース剛性が低下し、ミッションやモーターは破損する。

それが分かってからのル・マン24時間耐久レースで使用するミッションケースはカーボンファイバー製が採用されるようになったので、ミッショントラブルによるリタイヤはなくなった。

バイクのエンジンではスズキが採用している油冷方式があるが、オイルと水では熱境界層を切る能力が違うので、最初に油冷を発売したときの説明では、シリンダーヘッドに対しての冷却を目標に、燃焼室真上のヘッド(カムシャフトが入っているエリア)に対して、時速200キロ以上の高速でオイルを吹き付けて、熱境界層を切るようにしたと言う。

確かにそれはある程度の目的が達成されたようで、ヘッドカバーを開けてみると、オイルが当たって熱を奪っていた部分は、少し黒く変色していた。でもその部分は直径20mmほどで、有効に熱境界層が切れていないことが見て取れた。

そこで考えたのは、熱境界層を切る面積を多くする構造。

液体が溜まっているところへ、更に上から注ぎ込むと、どのようにそこにある液体の形が変化するか試験してみるが、ほんの一部だけに流速の高まる部分は見られるものの、少し離れるとその勢いはなくなり、熱境界層を切る能力が低下していることが分かる。

でもその年の鈴鹿8時間耐久にそのマシン(GSXーR750改)を出場させ、見事に完走させた。本来は入賞ポジションにいたが、ヘッドライト点灯時刻になっても、発電機の調子が悪く、オフィシャルからの指示に従うことが出来ず、ピットインを繰り返すたびに新しいバッテリーと交換すると言う行為で、入賞を逃した。

油冷エンジンとするには、エンジンが発生する熱を効率よくオイルに受け渡すことが重要で、適当にオイル予吹き付けるようなことをやっても、十分な冷却効果は得られない。

どのような形状が有効かの実験みたいなことをしたことがある。平らな部分に上からホースで水を当ててみると、当たっているところの水は元気に動いているが、少し離れるとのんびりして、活発ではない。ということは、下からの熱も積極的に受け付けていないと言うことになる。常に速さを保った状態でないと、効率は下がる。

その結果、出来るだけ速度を保って、冷却したい部分の広い面積に、冷却オイルを吹き付けていく必要のあることが分かった。

その噴出しノズル形状や、ノズルを二重パイプ構造とするアイディア。さらにそのパイプを少し傾けて、冷却に使うオイルが当たる部分の面積を広げる、と言う設計も効果があると思う。 

2022年2月18日金曜日

赤と黄の点滅信号が有る交差点の信号の有効性に疑問

 

見通しの悪い交差点は、一時停止の看板があって、例えそれに従い一時停止後に、ゆっくりと交差点に入って、左右の確認をしようとしたとたん、横から来るクルマと衝突する、なんていう場合がある。

そこで、警察は普通の信号機を取り付ければいいのに、赤と黄の点滅信号を付けたのだが、結果としては事故の減少にはなっていない。

信号を取り付けると言うことは、それに絶対従う必要があり、従わなければ事故は起きる。

点滅信号の場合、どちらかが黄色で、反対側は赤なのだが、黄色は一時停止して安全確認後にその交差点内に入ると言うルール。でもその点滅式交差点を走るクルマを見ていると、いいとこ徐行、大半がそのまま普通に走り抜ける。

赤信号の点滅側も、どういうものか徐行がせいぜい。場合によっては少し速度を落としただけで、次の瞬間アクセルを踏み込んでいる。

先日も事故寸前の状況を目の前で見た。それは、私が自転車で走っているときのこと、前方に宅配便らしきトラック。そのトラックは黄色の点滅信号に従って徐行したのだが、その直前(赤信号側)を乗用車がスピードを落とさず走り抜けた。

よかった。私が宅配便トラックの前にいたら、走り抜けた乗用車が激突していたかもしれない・・・

テレビで放映されていた出会い頭に衝突が多い交差点(幹線道路が渋滞するので迂回路として使われる)では、普通の信号を取り付ければいいのに、赤と黄色の点滅信号とした。その理由は、普通の信号機とすると、停止しなければならないことがあり、せっかくの迂回路としての価値がなくなるからだ、という地域の有力者からの意見で、点滅式になったと言う。

信号取り付けに関わる、何か別の力が働いているかのようだ。人身事故こそ少ないが、周りのお宅は塀が破損したり、玄関が壊れたり、溜まったもんじゃない。

で、その交差点での衝突事故はどうなったかと言うと、一向に変わらないと言う話。なので、両方向点滅の信号は役に立たない。